2022.08.25 コラム 中津万象園でお祭り開催!大木亀丸さんpresents「カメフェス」の内容にせまる

マルータ9月号の本誌にて、8月28日(日)、中津万象園の野外イベント広場・コロボックルで「カメフェス」の開催を発表した、丸亀住みます芸人の大木亀丸さん。WEB版では、その内容について詳しく聞いていきたいと思います。

カメフェスとは?

大木亀丸 presentsカメフェス
〜大木亀丸と丸亀を愛するゆかいな仲間たち〜

8月28日(日)10:00〜16:00
会場:中津万象園 野外イベント広場・コロボックル

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カメフェス開催に至るまで

【Y口】自分が主催でフェスを開催するとか、随分思い切ったことを考えたね。

【亀丸】常に崖っぷちの芸人人生でしたから、丸亀に帰ってきて皆さんに良くしていただいて、本当に感謝の気持ちしかありません。そのご恩に報いる気持ちを、丸亀にいる間に何とか形にしたいと。

【Y口】住みます芸人は毎年春に契約更新やっけ?

【亀丸】はい。毎年次は無いと思って、その時々でできることを精一杯やってます。

【Y口】フェスもその1つ、という訳なんやね。今年の夏にやろうと思ったのは?

【亀丸】この2年間、コロナ禍でイベントらしいイベントはほとんどできなかったこともありますし、丸亀の夏を象徴する婆娑羅まつりの中止も大きかったですね。何か丸亀の皆さんにとっての夏の思い出になるイベントをやりたい、という気持ちがありました。

地元民にはすっかり馴染み深くなった亀丸さん

中津万象園への思い

【Y口】会場は中津万象園のイベント広場・コロボックルですが、中の人が言うのも何やけど、こんなマニアックな場所を選んだ理由は?

【亀丸】昨年のマルータ9月号の中津万象園の取材でインタビュアーに抜擢していただき、眞鍋理事長から万象園の抱える課題について色々とお伺いしました。(インタビューが掲載された9月号はこちら)このままでは、この美しい大名庭園が無くなってしまうかもしれない、というお話を聞き、丸亀市の宝として未来に残すお手伝いをしたい、という気持ちが芽生えました。

【Y口】ちなみに聞くけど、我々って小学校の校区内に万象園があったやん?あの頃来たことあった?

【亀丸】すみません、無いです。そもそも中津に用が無いですし。

【Y口】そやな。休みのたびに丸亀ボートでファミリーレジャーしとったもんな(笑)

【亀丸】そういうY口さんは?

【Y口】小学生の頃は海藻マニアやったんで、中津の浜に打ち上がった海藻を拾いに来てたで。あと、勝手にグラウンドに入って野球したり、駐車場側の水路でメダカ取ったりしてた。けど、万象園に足を踏み入れたことは無かったな。

【亀丸】地元民ですらそうですもんね。僕はもっと地元の人に万象園に来てもらいたいんです。このフェスで、そのきっかけづくりをできたら嬉しいな、と。

【Y口】ありがとうございます。ごもっともやね。万象園は、もっと地元民に愛される場所にしていかんと。

思いにふける亀丸さん

亀丸的万象園必見スポット

【Y口】亀丸さんにとっての、万象園オススメスポットはどこですか?ベスト3を教えて!

【亀丸】3つですか!舟券も穴から多点買いする僕には難しい質問ですね……。

【Y口】「蛭子買い」やね。ここは「蛭子紹介」は無しでお願いします(笑)

【亀丸】分かりました!(笑)まず1つ目。入ってすぐの通路を抜けて、園内がパーッと見渡せる場所ですね。松などの手入れされた木々が眼前に広がり、「これぞ日本庭園!」という異空間の迫力を感じます

【Y口】サツキの季節は特に綺麗な場所ですね。

入ってすぐ、手入れされた綺麗なサツキが目に飛び込みます

【亀丸】2つ目は、飛び石(水蓮橋)から見た邀月橋です。水面に鏡のように映る綺麗な朱色の邀月橋は、園内屈指の映えスポットだと思います。今は建物に遮られていますが、昔はきっと背後に讃岐富士も見えていたのだろうな、と空想するのも楽しいです。鐘の島の弁財天の周辺は高いので、飯野山と邀月橋が一緒に見えるスポットもあります。

【Y口】飛び石でぼんやりしてると池に落ちるので気をつけてな。

園内屈指の映えスポット朱色の邀月橋

【亀丸】ラスト3つ目!園内に何ヶ所かある鯉の餌やりスポットです!石投げ地蔵尊の前から夕映の島に架かる雁行石橋の上が特に好きですね。「ほれ、近う寄れ」などと言いながらお殿様気分で鯉に餌やりができますし、集まってくる鯉たちにも癒やされます。

【Y口】ちなみに鯉の餌(1袋100円)は、園内の雁行石橋のたもとと松寿関の2ヵ所で販売していますよ。

「ほれ、近う寄れ」といいながら鯉に餌をやる亀丸さん

【Y口】ていうか、鳥居回廊や大傘松を選ばないことにビックリやわ(笑)

【亀丸】僕が何度万象園に来てると思ってるんですか。そんなメジャーなスポットを選ぶ訳がないじゃないですか!

【Y口】言うねえ!住みます芸人になるまで来たことなかったくせに(笑)

【亀丸】それは言わないでください、入社するまで来たことなかった人が(笑)僕も今ではすっかり万象園の魅力の虜なんですから!一度来たら、きっと自分だけのお気に入りスポットが見つかるはずですので、カメフェスと一緒に楽しんでもらえたら嬉しいですね。

多彩な出演者に、キッチンカーも

【Y口】で、先月号での質問に戻るけど、カメフェスって何やるん?

【亀丸】メインステージでは、僕が司会進行をして、丸亀を愛する多彩なゲストの皆さんのステージをご覧いただきます。

【Y口】(チラシを見ながら)皆さん手弁当で出てくださるんやろ?亀丸さんの人徳やな!mimikaさんとか、よく呼べたねえ。

【亀丸】皆さんダメ元でお声掛けしたら、快く出てくださると。本当にありがたいです。

【Y口】亀丸さんはステージで何するん?裸踊り?

【亀丸】Y口さん、僕、大木こだまひびきを師匠に持つ漫才師ですよ?

【Y口】すまんすまん、忘れとったわ!ほんだら「得意の漫談でドッカンドッカン会場をわかせます」って書いとくな(笑)

【亀丸】ハードル上げんといてください……。でも、人力車芸人として鍛えたトークで頑張ります。

【Y口】ステージイベント以外には何かあるん?

【亀丸】キッチンカーが来ますので、クレープなどが食べられる予定です。

【Y口】園内に移転してくる「うちわミュージアム」は使わんの?

【亀丸】折角のチャンスですから、もちろん使います。伝統工芸士さんによるうちわ作りのワークショップを新ミュージアム内で開催します。まだ誰も使っていないうちわミュージアムを体験できるチャンスですよ。

【Y口】まだ引っ越し前なのでガラクタもいっぱい置いてますが、そこは目をつぶってくださいね(笑)

来場者限定のサプライズ企画も

【亀丸】カメフェスの開催に向けて、中津万象園さまには色々とお世話になりましたが、さらにカメフェスとコラボして当日限定のサプライズ企画もあるんですよね?

【Y口】そうなんです。カメフェス来場者の皆様にはリストバンドをお渡しします。そちらを中津万象園の受付で提示いただいた方は、中津万象園の入園券が、8月28日(日)当日限定で半額の350円(小中生150円)になります!

【亀丸】安い!太っ腹!

【Y口】太っ腹は気にしてるので言わないで(笑)

【Y口】亀丸さんも仰ってましたが、地元の人って「万象園や、近いし別にいつでも行けるわ」と思ってる方が多いんですよね。何かきっかけがないと来てくれない。ですので、今回のカメフェスは万象園にとっても本当にありがたいイベントだと思っています。当日は有名なアニマル画家の「石村嘉成展」も開催していますし、石村さんご本人もいらっしゃいます。アートにも触れる贅沢な1日にしてほしいです。

【亀丸】あとは雨が降らないことを祈るだけですね。

【Y口】雨天の場合は中止する可能性もあるんよね?

【亀丸】中止の場合は僕のSNSで発信します。

【Y口】さて、我々の日頃の行いが反映される訳やな……。

【亀丸】変なフラグ立てないでください!

「イベント成功」と石に書く亀丸さん

書いた石を投げて、石投げ地蔵尊にイベント成功をお願いする亀丸さん

大木亀丸の未来

【Y口】フェスを主催するという夢を叶えちゃった訳ですが、次の目標は?

【亀丸】大阪に帰ることですね。

【Y口】えっ、急にちっちゃい目標になったな(笑)

【亀丸】いや、ちゃんと続きがあります。丸亀で培った芸を大阪に持ち帰り、芸人として食べていけるようになりたいですね。そして、自分の子どもたちをはじめ、僕を見てくれる子どもたちに尊敬される芸人になりたいです。

【Y口】亀丸さん自身が、子どもの頃にボートレース場で観たお笑い芸人に憧れて吉本に入ったんやもんな。「ウチまる」を観てる少年少女がどんだけおるんか知らんけど、何人かには刺さってると思うで。

【亀丸】だと嬉しいですね。住みます芸人の任期中はもちろんですが、大阪に帰ってからも丸亀のことは発信していきます。僕を育ててくれた大好きな街ですから。もっともっと多くの人に丸亀を知ってもらいたい。そして、実際に訪れてほしいです。そのために、今後も精一杯頑張ります!

【Y口】亀丸さんが頑張ってると、私もいい刺激をもらえそうです。これからもよろしくね!でも、ショボい舟券予想ばっかしてたら縁切るからな!

【亀丸】うわ、こんな大事なこと言ってるタイミングで急に先輩風吹かせてきた!(笑)

【Y口】そんな先輩風に向かって、全速で握っていけ!

【亀丸】いいこと言ってる風味ですけど、全く意味分かりません!(笑)

 

◆大木亀丸 presentsカメフェス◆
8月28日(日)10:00〜16:00 開催です。みなさん是非、行ってみてください!

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【中の人が語る、万象園こぼれ話シリーズ】

① 中の人が語る!公式HPにも載っていない中津万象園の歴史。

② 公式HPにも載っていない中津万象園・丸亀美術館のヒミツ。

③ 大正時代はドイツ人が野球をしていた?100年前の中津万象園

④ サツキとツツジの見分け方って?中津万象園の庭師さんに聞くサツキの話

⑤ 【100年前と比べてみた】戦前の絵葉書で見る中津万象園の今と昔

⑥マルタスで展示中!企画担当が語る、未来に残したい中津万象園の魅力

⑦地元トークから重大発表も?丸亀住みます芸人・大木亀丸さんの素顔に迫る

⑧中津万象園でお祭り開催!大木亀丸さんpresents「カメフェス」の内容にせまる

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〒763-0054香川県丸亀市中津町25-1
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中津万象園が表紙!
月刊マルータ2021年9月号

この記事を書いた人

WEBマルータ編集室
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