2025.01.23
コラム
2025年2月号を読んで、みなさんリラ〜ックス
巻頭特集「マルータ読者に聞いた みんなのリラックス法」
今月号の巻頭特集は、皆さまからおすすめのリラックス法を聞いて、ストレス対策について考えてもらう内容になりました。
この企画を決めるきっかけは、昨年末にぼくがガラにもなくメンタルを「やっちゃって」しまったことです。大したことではないんですが妙な体調不良ののちに突然、「仕事やめようかな」という感覚が脳裏をよぎったんです。そうして仕事に行けなくなりました。仕事がどんな厳しくても決して湧かなかった感覚だったんで自分でめっちゃ驚きました。何が起きたんだ!?って。自分のなかでは相当な重度の自暴自棄の思考です。
ぼくは新卒で印刷会社に就職しました。仕事がとにかく面白くて、どんなトラブルに見舞われても(印刷会社のトラブル、まぁまぁエグいです)、仕事ヤだとか会社行きたくないとか全然ない人間でした。同時に趣味も熱くて楽器・釣り・バイクどれも30年以上続けてました。例えば釣りだと対象魚を洋書で調べてラテン語学名が言えたり釣法の歴史を調べたりルアーを自作したり。会社員時代は仕事好きの上に土日も文字通り寝ずに遊んでました。
でもマルータ創刊決定後(2015年8月・当時48歳)、それどころでなく趣味はぜ〜んぶ止めました。(3年前久々に足の小型バイクから趣味の大型に乗り換えましたが)廃刊危機の時も、ここに書けない(笑)難題に直面した時も仕事好きは相変わらずで、半ば嬉々として9年間働きまくりました。編集室に簡易ベッドが来る前はデスクで朝まで寝ていたり、1年の休みは元日だけだったり(あくまで経営者のぼくだけですよ!)…。でも、ああしんど、ああめんどくせー、とは思えど嫌と思うことは1秒もなかったです。なのにこないだ突然「やめようかな」ってなったんです。
こうなって初めて、自分はずーっと張り詰めていたんだなって気づきました。はい、今更です。売上から利益からマルータの内容、広告のレスポンス、読者の皆さんの反応、ポスティングの精度と効率、スタッフのみんなのスキル、今後のこと…。24時間365日、常に「マルータ漬け」。でもそれが楽しくて仕方がなかったんです。辛くもナンともありませんでした。やんなきゃいけないことは、やればいいじゃん…。シンプルにそう働き続けていたんです。
ところがこの冬、体調に異変が起きました。極度の食欲不振、不眠と悪夢、常に耳鳴り、原因不明の両手の痛み。最後には軽く指で膝に触れただけで激痛が走る始末。そこに突然の「やめようか」思考。「あーコレ本格的にやばいかもしれない」って編集室のみんなに話したら「これ1ヶ月はまず帰れないやつやん」って体制を組んでくれて。そのおかげでクリニックに行く気力が出て行ってみたらば、先生から優しい笑顔で「クスダさんその生活してたら調子悪いの当たり前です。当たり前。働きすぎ。人並みに休むこと。薬は必要ありません」ってあっけなく言われました。
「あーそうか」って何となく納得して数日間とにかく寝ました。結果、痛みも食欲も劇的に回復。そして仕事復帰前、気分転換に一泊ひとりツーリングで高知に行ったんです。目的は以前から気になっていた高知市民のソウルフード「くいしんぼ如月(きさらぎ)のチキンナンバン弁当」を食べること。翌日に高知市内のビジホから直接出社して予想よりはるかな短期間で職場復帰できました。編集室のみんな、心配かけた上に仕事内容の調節までしてくれて本当にありがとう。
編集室のともがいつも言っている通り「ストレスは人を殺す」というのをちょっと垣間見た気がします。日常的に、意識的にリラックスできる方法を読者の皆さんと共有するのって大事かもっていうことで今月の巻頭企画とあいなりました。
またまた長い前置きでごめんなさい。と、いうことで今月のマルータは巻頭特集をじっくり読んでみてください。それぞれの方法にはいろいろな意見もあることかと思いますが、何かのきっかけ、参考にしていただければ幸いです。
この記事を書いた人
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月刊マルータ発行人。未年、動物占い「頼られると嬉しいひつじ」。だが実際は頼りない。
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巻頭特集「マルータ読者に聞いた みんなのリラックス法」
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この企画を決めるきっかけは、昨年末にぼくがガラにもなくメンタルを「やっちゃって」しまったことです。大したことではないんですが妙な体調不良ののちに突然、「仕事やめようかな」という感覚が脳裏をよぎったんです。そうして仕事に行けなくなりました。仕事がどんな厳しくても決して湧かなかった感覚だったんで自分でめっちゃ驚きました。何が起きたんだ!?って。自分のなかでは相当な重度の自暴自棄の思考です。
ぼくは新卒で印刷会社に就職しました。仕事がとにかく面白くて、どんなトラブルに見舞われても(印刷会社のトラブル、まぁまぁエグいです)、仕事ヤだとか会社行きたくないとか全然ない人間でした。同時に趣味も熱くて楽器・釣り・バイクどれも30年以上続けてました。例えば釣りだと対象魚を洋書で調べてラテン語学名が言えたり釣法の歴史を調べたりルアーを自作したり。会社員時代は仕事好きの上に土日も文字通り寝ずに遊んでました。
でもマルータ創刊決定後(2015年8月・当時48歳)、それどころでなく趣味はぜ〜んぶ止めました。(3年前久々に足の小型バイクから趣味の大型に乗り換えましたが)廃刊危機の時も、ここに書けない(笑)難題に直面した時も仕事好きは相変わらずで、半ば嬉々として9年間働きまくりました。編集室に簡易ベッドが来る前はデスクで朝まで寝ていたり、1年の休みは元日だけだったり(あくまで経営者のぼくだけですよ!)…。でも、ああしんど、ああめんどくせー、とは思えど嫌と思うことは1秒もなかったです。なのにこないだ突然「やめようかな」ってなったんです。
こうなって初めて、自分はずーっと張り詰めていたんだなって気づきました。はい、今更です。売上から利益からマルータの内容、広告のレスポンス、読者の皆さんの反応、ポスティングの精度と効率、スタッフのみんなのスキル、今後のこと…。24時間365日、常に「マルータ漬け」。でもそれが楽しくて仕方がなかったんです。辛くもナンともありませんでした。やんなきゃいけないことは、やればいいじゃん…。シンプルにそう働き続けていたんです。
ところがこの冬、体調に異変が起きました。極度の食欲不振、不眠と悪夢、常に耳鳴り、原因不明の両手の痛み。最後には軽く指で膝に触れただけで激痛が走る始末。そこに突然の「やめようか」思考。「あーコレ本格的にやばいかもしれない」って編集室のみんなに話したら「これ1ヶ月はまず帰れないやつやん」って体制を組んでくれて。そのおかげでクリニックに行く気力が出て行ってみたらば、先生から優しい笑顔で「クスダさんその生活してたら調子悪いの当たり前です。当たり前。働きすぎ。人並みに休むこと。薬は必要ありません」ってあっけなく言われました。
「あーそうか」って何となく納得して数日間とにかく寝ました。結果、痛みも食欲も劇的に回復。そして仕事復帰前、気分転換に一泊ひとりツーリングで高知に行ったんです。目的は以前から気になっていた高知市民のソウルフード「くいしんぼ如月(きさらぎ)のチキンナンバン弁当」を食べること。翌日に高知市内のビジホから直接出社して予想よりはるかな短期間で職場復帰できました。編集室のみんな、心配かけた上に仕事内容の調節までしてくれて本当にありがとう。
編集室のともがいつも言っている通り「ストレスは人を殺す」というのをちょっと垣間見た気がします。日常的に、意識的にリラックスできる方法を読者の皆さんと共有するのって大事かもっていうことで今月の巻頭企画とあいなりました。
またまた長い前置きでごめんなさい。と、いうことで今月のマルータは巻頭特集をじっくり読んでみてください。それぞれの方法にはいろいろな意見もあることかと思いますが、何かのきっかけ、参考にしていただければ幸いです。
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- 月刊マルータ発行人。未年、動物占い「頼られると嬉しいひつじ」。だが実際は頼りない。
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