2024.10.28 コラム 【最新号の裏っかわ】クイズ ここどこなん?

月刊マルータ11月号はWEBでも読めます。

実は二転三転。迷走の果てにたどりついた初企画。

 発行人のくすです。2024年11月号は月刊マルータ創刊9周年記念号になります。が、巻頭特集はそれとは関係なく企画しようとしていました。2024年の2月号で既に、かなり生々しい「創刊100号今だから言える三回ほど本気で潰れかけた話」やったから記念ものはもういいかなと。因みにこの2月号、熱烈な読者ファンの皆さまならびに同業の皆さまに大好評でした笑。

 それはさておき11月号。お出かけシーズンなんで最初は「絶景スポット」を予定してました。僕もリサーチでうろついてみたり、”とも”も、柄にもなく飯野山に登ってみたり。だけど、ちょっと軸みたいなものがでてこない。絶景を見に行こう、だけでは弱いなぁ。この時点で10月13日。最終締切は18日。時間ないやん。

 巻頭企画って、対象の人や組織があると必ず「取材」があって「内容確認」が要る。それ実は超絶引っ込み思案(陰キャ)の僕たちには負担がめっちゃ大きい。たまにはそういうストレスがない号にしたいという気持ちが今回あったんだけど…。

ブレた挙句、誰もいない週末に焦りまくる

 そしてブレる第2案。やっぱり景色でなく「人」がいた方がいいのかなぁ。ちょうど今はお祭りとか行事多そうとか考え直す。スナップならその場でのコンセンサスだけで掲載できるし。時間がないから今すぐ街中をまわってみるか…。今ならどこでもやってるでしょ。

 というわけで丸亀と宇多津をまわってみた。ところがなんと、どこもなぜか人がいない。公園にもいない。コロナのあの頃を思い出すほど。河川敷でも野球やサッカーの試合を超真面目にしていて遊んでる人がいない。宇多津臨海公園に行って、遊んでる親子さんに声をかけてみたら、ことごとく遠方から来た家族。水族館を見る前後にまったりタイムを楽しんでいる様子。人を載せるなら地元民じゃないと意味がない。あーイベントスナップはあかん。過去イチ遅い巻頭企画。焦りが最高潮に達する。

さらに空振りからの…

 いやどうしたものか。車で回りながらも視点が定まらないような焦燥感。どうにかせにゃならん。絶景に至るドライブルートはどうか。線で紹介するとちょっとストーリー性が生まれる?目的地を何個かひねり出してみる。そしてまず津島神社を終点としたルートを辿り始める。車内から何枚か写真を撮って海岸寺に到着。感触としては「やっぱりダメだー」。絵にならないし、平凡。

 海岸寺の駐車場に入った時、”とも”が「写真を載せてその場所をあてるクイズとかどうだ」と言い出す。それだ!10月14日。天気予報を見ると撮影できそうなのは今日しかない。頭の中にストックしていた「ちょっとヘンな場所」をわっせわっせとめぐって何とか数をそろえていく。最後に某テーマパークのエントランス広場にたどり着いた時には夕方になっていた。偶然通りかかったパークスタッフのS竹さんと談笑。天気がいいとここから鷲羽山ハイランドの観覧車が見えるそうだ。なんだか観覧車で瀬戸内をはさんだ「織姫と彦星」みたいないい話じゃないか。

ということで11月号をどうぞよろしくです

めちゃめちゃ長くなりましたが、そういうことで月刊マルータ2024年11月号出ました9周年ですどうぞよろしく、というお話でした。焦りまくった結果、偶然ひねりだした「クイズ ここどこなん?」は予想以上に好評です!そして11月号名物の大プレゼント大会も絶好調。LINEで賞金付きアンケートもやってます。ペット写真もたくさん来てます。マルータどうした?って思うくらいに読者さん参加もの盛りだくさんの号になっちゃいました。みなさんも楽しんでくださいね!

この記事を書いた人

くす
くす
月刊マルータ発行人。未年、動物占い「頼られると嬉しいひつじ」。だが実際は頼りない。