2024.09.05 コラム 墓じまいが急増。「継承者がいない」問題をどうやって解決する?【コラム】(PR)

綾川葬祭グループ代表取締役
伊藤裕介氏

綾川葬祭グループ
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逆らえない時代の流れ

 かつて日本では、家やお墓を守り次の世代に継承することが大切とされてきました。昔は生まれ育った故郷で一生過ごす人が圧倒的に多かったので、ほとんどの人はそれが出来たのだと思います。
 ところが今は故郷を離れて暮らす人も多く、お墓の継承に対する意識が変化しています。遠方にあってなかなかお墓参りにいけない、この先継ぐ人がいなくなるなどの理由で、今墓じまいを考える人が増えています。お墓を守る人がいなくなるといずれ無縁墓になってしま います。そうなる前にぜひ次の供養先に繋げて頂きたいです。

墓じまい、遺骨をどうする?

 墓じまいとは、お墓を撤去して元の状態に戻し墓所の使用権を返還することですが、大事なのは「それまで納められていた遺骨の新たな供養先」です。
 遺骨をどうするのかは大まかに分けて4つの方法があります。それが一般墓、 樹木葬、納骨堂、海洋散骨です。自宅の近くにお墓を移せばお参りがしやすくなります。移す際に永代供養付きのお墓や樹木葬、納骨堂にすれば、将来お墓の継承者がいなくなっても安心です。  弊社でも樹木葬を取り扱っていますが、実はいちばん多い問い合わせは「ペットに関すること」です。現在弊社では、 綾川・宇多津・丸亀の各樹木葬でペットと一緒に入れます。ペットの存在はまさに家族、ずっと一緒にいたいという心は皆さん同じです。
 皆さんしっかり家族で話し合い、それぞれのお考えでいちばん良いと思う供養先を見つけて頂きたいです。 

墓じまいの流れ 

「墓じまいをする」と決めたら、どのように実行に移せば良いのでしょうか?まずいちばんにすることは、「親族に意向を伝えて同意を得ること」です。次にすることは「既存のお墓の管理者に墓じまいの意向を伝えること」。まずこの2つを進めておくことをおすすめします。
 そして3つめは新たな供養先を決めること。その後は改葬許可証取得、お墓の閉眼供養を行う、遺骨を取り出して墓石を撤去、墓所を更地にする、最後に遺骨を新たな供養先へ、となります。 

費用について

 墓じまいにかかる費用は、墓石を撤去し墓所を更地にする工事費、移転先への納骨にかかる費用が主になります。 それと場合によって離檀料です。あとはお墓の閉眼供養のお布施、新たな供養先の開眼法要、改葬に必要な書類取得の手数料です。
 撤去するお墓の場所や大きさ、数により工事費は大きく変わりますが、ここ1年の平均予算は20万円〜30万円でした。移転先も、一般墓・樹木葬・納骨堂・海洋散骨と一口に言ってもいろいろあるので、ここでの費用も大きく変わります。

まとめ

 近年弊社では墓じまいのお問い合わせが急増しています。そこで相談員(お墓コンシェルジュ)を増やし、墓じまい・お墓探しのご相談を承っています。「お墓を継ぐ人がいない」「子どもに迷惑をかけたくない」とのお声が非常に多いです。具体的なアドバイスができることもありますし、いろいろなサポートが用意されていることもあります。 興味がある方や、急がないけれど気になっている方も、いつでもお問い合わせ下さい。

この記事を書いた人

WEBマルータ編集室
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