2026.01.23
コラム
中津万象園賛助会員が語る「中津万象園のここが凄い、こう使いたい」
第9回 会社員 てまりさん

――今回は、県内在住の会社員・てまりさんにお話を伺います。実はてまりさん、会社員とは別の顔をお持ちで、ご自身が運用するInstagram上で中津万象園の公営化応援企画を続けてらしゃいます。
まずは、その経緯からお伺いしても?
てまり 大学生の時に、京極家の宝刀・ニッカリ青江が丸亀市立資料館で公開されたのですが、ニッカリ青江を擬人化したキャラクターが活躍するソーシャルゲーム『刀剣乱舞』のファンの皆さんが、大挙して丸亀に来てくださることが、SNSの情報などから分かっていたんです。そこで、刀剣乱舞ファンの皆さんに丸亀を満喫してもらうため、私が代表となってガイドブック制作のプロジェクトを立ち上げたんです。
――大学生が、たったおひとりで?
てまり 制作は基本ひとりで行いましたが、編集のいろはを教えてくださったマルータの楠田さんをはじめ、多くの皆様のお力添えをいただきました。
――完成したガイドブックは私も拝見いたしました。ニッカリ青江の解説はもちろん、市内の観光スポットや骨付鳥・うどん・スイーツなどのお食事処、宿泊施設やお土産、公共交通機関の情報まで網羅されているもので、地元民でも役に立つ逸品でした。万象園も散策ルートを含め大きく取り上げていただき、ありがとうございました。
てまり こちらこそ、当時親身になってサポートしてくださった方のおひとりが、万象園を運営管理されている富士建設の真鍋社長でした。その節は大変世話になりました。
――こうしてガイドブック制作がてまりさんと万象園のご縁を結んでくださった訳ですが、その後どこでSNSを使った公営化応援企画へと繋がったのでしょうか?
てまり ガイドブック制作の取材で真鍋社長に伺ったお話や、マルータさんの万象園の特集記事に掲載された真鍋理事長のインタビュー記事などを通して、万象園の運営状況がとても厳しいということを知りました。その時、「丸亀の観光に携わる者として、重要な歴史的庭園の消滅の危機を見なかったことにしてはいけない。これは誰かがやらなければ」と思ったのがきっかけです。そこで、ガイドブック制作で培った広報スキルを活かしてSNSで情報発信しよう、と思いつき、万象園のSNSご担当者様にご相談させていただきました。
――知らなかったテイで聞いていましたが、当時ご相談された担当が私でしたので、その辺りは昨日のことのようによく覚えています(笑) ここまで万象園を愛してくださっている方がいるんだと、本当に感動いたしました。で、賛助会員獲得目標300人のカウントダウン形式にしたのは何故でしたっけ?
てまり 昨日のことのようによく覚えてないじゃないですか!(笑)公営化の話を市へ持っていく時の指標・実績にもなりますし、何かわかりやすいゴールがあった方が応援してくださる方のモチベーションにも繋がるのでは、ということで、万象園さんからご提案いただいた数字でしたよ。
――そうでした……。その賛助会員数も222人、カウントダウンも残り100人を切って78人となりました(2025年12月末現在)。300人に到達した暁には、何かしらの形でお祝いをしよう、という話になりましたね。早く実現できるよう、てまりさんに頼るばかりではなく、当園も情報発信に努めてまいります。 300人の目標を達成した後は、Instagramはどうされるのでしょうか?
てまり 賛助会員300人はあくまでも通過点で、万象園の公営化がゴールですので、もちろん続けます! ですが、開始した当初はまだ学生でしたので週1更新もできましたが、社会人となった今は、仕事が繁忙期になるとどうしても余裕が無くなりますので、その間はお休みをいただく形にさせていただいています。
――競って映え写真を載せる傾向にあるSNSで、あえて手描きのイラストを中心にアップしていただくことで、親しみを覚えていただく効果も狙った企画だけに、てまりさんへのご負担も大きいものとなっています。どうぞご無理なさらずにお願いしますね。SNS発信をお休みされている間も、実はお忙しい合間を縫って万象園には来てくださっていますが、そこまでてまりさんを惹きつける魅力は何でしょう?
てまり 私も農業関係の仕事に従事していますので、お庭が生き物であることや、その管理がどれだけ大変かは身に沁みて理解できます。いつ来ても綺麗なお庭ですので、その裏でお庭さん(庭師)が相当頑張ってらっしゃることも容易に想像できます。「ありがたいなあ、私も頑張ろう!」とお庭に励まされながら、いつも散策しています。
――なるほど。「癒し」と「励み」の両方があるのですね。
てまり それだけじゃないんです。初めて来た時から私を惹きつけてやまない要素は、「アドベンチャー」なんです。
――更に上位の魅力があったとは! お庭に癒やされに来る方は多いですが、「アドベンチャー」は初めて聞いたかも。具体的にどんなところが?
てまり 万象園の特徴の1つが、コンパクトさだと思うんですね。それって結構強みだと思っていまして。少し歩けば、すぐに見どころに出会えるんです。受付から母屋へ行くだけでも、まず園に入ってすぐ、トンネルのように頭上を覆うクロマツに圧倒され、それを抜けると朱塗りの邀月橋が現れます。次が水蓮橋!あの飛び石は子どもも大好物のスポットです。そして、弁財天などがある、いかにも和風な島々に架かる、これまたいかにも和風な小さい橋たち。まさにあそこがアドベンチャーなんです!
――確かに言われてみると、晴嵐の島あたりのちょっとケモノ道チックなルートはアドベンチャー感がありますね。
てまり ですよね!あの真横に伸びる松の幹をくぐり抜ける所とか、抜けたら出てくる観月橋とか、もう「和風~♪おしゃん~♪」ってテンション上がっちゃうんです!そしてゴールの母屋でお抹茶をいただく。ルートを外れても鳥居回廊や石投げ地蔵などがすぐ近くに点在していて、ちゃんとお客様を飽きさせないように設計されているんだなと。ですから、第一印象のパンチは凄いと思います。
――てまりさんのお話を聞いているだけでもワクワクします(笑)ガイドをやってもらいたいくらいです。
てまり 実は社員旅行で万象園に来たんですけど、「てまりちゃん、万象園に詳しいからガイドしてよ」と急に振られまして、社員の皆さんをガイドしたんです。でも、ガイドするならちゃんと原稿作って、リハーサルもして、しっかり準備をしてやりたかった……。万象園の魅力を伝えきれなかったという思いがあって、ちょっと悔しいんです。そして、それもInstagramのネタにしました(笑)

――転んでもただでは起きないぞ、という精神が素晴らしい(笑)でも、そこが万象園に足りていないマインドなのかも知れませんね。
てまり まさにそうなんです。色々と面白いことを企画されていますが、恐る恐るされているようで、皆さんの自信のなさが滲み出ちゃっているように感じます。企画は自体は面白いので、自信を持ってやってほしい。そして、ブラッシュアップしながら継続してほしいのです。もう少し発信方法にも工夫を凝らしていただけたら、だいぶ違うと思いますよ。
――発信担当としては耳が痛い話ではありますが、例えばどんなところでしょう?
てまり 例えば、先日行われた鳥居回廊と大傘松のライトアップですが、場所によって照明の色を変えたり、大傘松を幹の下から照らしたりといった工夫が素敵すぎて、感動しちゃいました。


―――そう言っていただけると嬉しいです。
てまり でもね、事前にあったのは、単に「ライトアップするよ!」という宣伝ばかりで、「母屋でおしるこなどの甘味もいただける」といった情報が全然出てなかった。あれがあるのと無いのとでは、お客様の食いつきもかなり違ったはずです。そういうところが、いつももったいないなあ、と思うんです。
――先月の大木亀丸さんも同じようなことを仰ってましたが、そういうご指摘は本当にありがたいです。広報面で気になること、他にもありますでしょうか?
てまり これが万象園最大の弱点だと思うのが、ズバリ「季節感」です! お庭は季節感がてんこ盛りなのに、それをアピールしきれていないのが残念です。先程も言いましたが、万象園は初見さんへのインパクトは凄いんです。でも、それがリピーターに繋がってないのは、「いつ来ても同じ」と思われているからかと。
――一番のリピーターさんにそこを突かれると刺さりますね。栗林公園さんなら、今行くと夜桜のライトアップがあるな、恋つつじが咲いてるよな、花しょうぶ祭りしてるよな、と、季節ごとの名物イベントがありますしね。
てまり あそこまで予算をつけて大規模にやるのは公営化されてからでもいいと思いますが、そこへの道筋をつける季節感の演出は、ちょっとした工夫でできるはず。例えば、『母屋のお茶席』のお茶菓子を季節ごとに変えるとか、『懐風亭』の季節限定メニューをもっと目立つようにするとか。これならばそんなに労力もかかりませんし、応援情報を発信する側にとっても、やっていただけると助かるんですよ。
――確かに、いつ行っても同じ絵面になると発信しづらいですよね。
てまり そうなんです。懐風亭さんの料理は本当にセンスが光るものばかりで、ニッカリコラボの時のメニューや石村嘉成展のコラボカレーなど、「えっ!そう来るか!」という仕掛けがいっぱいで、いつも楽しませていただいてます。でも、メニュー表を見ると、肝心の季節限定メニューが通常メニューと同じ扱いで書かれて埋没していて、折角の限定メニューなのにかわいそう、と思っちゃう。だから、季節ごとにもっとドーンと限定感を出してほしいんです! それが浸透していくと、「そろそろ次の新作が出るかな?」という期待感を持ってくれるファンが必ず定着しますので。味は私が保証しますから、ぜひ広報を頑張ってください!
――1年中万象園を見ているてまりさんならではの貴重なアドバイスをありがとうございます!そんな懐風亭ですが、てまりさんの園内で一番好きなビュースポットは「懐風亭から窓越しに見る万象園」なのだとか?
てまり そうなんです! 懐風亭からの景色は、窓枠を額縁に見立てた絵画なんですよ!八景池に架かる邀月橋と、取り囲むように彩りを添える松林をうっとり眺めつつ、美味しいご飯をいただくのが極上の贅沢です。賛助会員なら割引もありますし(笑)
――舌鼓を打った後、アドベンチャーに出かけるわけですね!最後に、SNSでの発信が5年目を迎えたてまりさんの、「万象園でこれをしたい!」という目標をお聞かせください。
てまり もちろん、万象園の公営化と賛助会員300人達成が大きな目標であることは変わりないのですが、個人的なことですと……。当初思っていた「園内でコスプレ」という夢は叶っちゃったので、次は「雪の万象園を見る」が目標ですね。チャンスはあったんですけど、こればかりは気候が相手なので(笑) 園内で雪雲を呼ぶ私の様子もInstagramにイラストで載せていますので、是非フォローしてご覧ください!
てまりさんのInstagramアカウント
第9回 会社員 てまりさん

――今回は、県内在住の会社員・てまりさんにお話を伺います。実はてまりさん、会社員とは別の顔をお持ちで、ご自身が運用するInstagram上で中津万象園の公営化応援企画を続けてらしゃいます。
まずは、その経緯からお伺いしても?
てまり 大学生の時に、京極家の宝刀・ニッカリ青江が丸亀市立資料館で公開されたのですが、ニッカリ青江を擬人化したキャラクターが活躍するソーシャルゲーム『刀剣乱舞』のファンの皆さんが、大挙して丸亀に来てくださることが、SNSの情報などから分かっていたんです。そこで、刀剣乱舞ファンの皆さんに丸亀を満喫してもらうため、私が代表となってガイドブック制作のプロジェクトを立ち上げたんです。
――大学生が、たったおひとりで?
てまり 制作は基本ひとりで行いましたが、編集のいろはを教えてくださったマルータの楠田さんをはじめ、多くの皆様のお力添えをいただきました。
――完成したガイドブックは私も拝見いたしました。ニッカリ青江の解説はもちろん、市内の観光スポットや骨付鳥・うどん・スイーツなどのお食事処、宿泊施設やお土産、公共交通機関の情報まで網羅されているもので、地元民でも役に立つ逸品でした。万象園も散策ルートを含め大きく取り上げていただき、ありがとうございました。
てまり こちらこそ、当時親身になってサポートしてくださった方のおひとりが、万象園を運営管理されている富士建設の真鍋社長でした。その節は大変世話になりました。
――こうしてガイドブック制作がてまりさんと万象園のご縁を結んでくださった訳ですが、その後どこでSNSを使った公営化応援企画へと繋がったのでしょうか?
てまり ガイドブック制作の取材で真鍋社長に伺ったお話や、マルータさんの万象園の特集記事に掲載された真鍋理事長のインタビュー記事などを通して、万象園の運営状況がとても厳しいということを知りました。その時、「丸亀の観光に携わる者として、重要な歴史的庭園の消滅の危機を見なかったことにしてはいけない。これは誰かがやらなければ」と思ったのがきっかけです。そこで、ガイドブック制作で培った広報スキルを活かしてSNSで情報発信しよう、と思いつき、万象園のSNSご担当者様にご相談させていただきました。
――知らなかったテイで聞いていましたが、当時ご相談された担当が私でしたので、その辺りは昨日のことのようによく覚えています(笑) ここまで万象園を愛してくださっている方がいるんだと、本当に感動いたしました。で、賛助会員獲得目標300人のカウントダウン形式にしたのは何故でしたっけ?
てまり 昨日のことのようによく覚えてないじゃないですか!(笑)公営化の話を市へ持っていく時の指標・実績にもなりますし、何かわかりやすいゴールがあった方が応援してくださる方のモチベーションにも繋がるのでは、ということで、万象園さんからご提案いただいた数字でしたよ。
――そうでした……。その賛助会員数も222人、カウントダウンも残り100人を切って78人となりました(2025年12月末現在)。300人に到達した暁には、何かしらの形でお祝いをしよう、という話になりましたね。早く実現できるよう、てまりさんに頼るばかりではなく、当園も情報発信に努めてまいります。 300人の目標を達成した後は、Instagramはどうされるのでしょうか?
てまり 賛助会員300人はあくまでも通過点で、万象園の公営化がゴールですので、もちろん続けます! ですが、開始した当初はまだ学生でしたので週1更新もできましたが、社会人となった今は、仕事が繁忙期になるとどうしても余裕が無くなりますので、その間はお休みをいただく形にさせていただいています。
――競って映え写真を載せる傾向にあるSNSで、あえて手描きのイラストを中心にアップしていただくことで、親しみを覚えていただく効果も狙った企画だけに、てまりさんへのご負担も大きいものとなっています。どうぞご無理なさらずにお願いしますね。SNS発信をお休みされている間も、実はお忙しい合間を縫って万象園には来てくださっていますが、そこまでてまりさんを惹きつける魅力は何でしょう?
てまり 私も農業関係の仕事に従事していますので、お庭が生き物であることや、その管理がどれだけ大変かは身に沁みて理解できます。いつ来ても綺麗なお庭ですので、その裏でお庭さん(庭師)が相当頑張ってらっしゃることも容易に想像できます。「ありがたいなあ、私も頑張ろう!」とお庭に励まされながら、いつも散策しています。
――なるほど。「癒し」と「励み」の両方があるのですね。
てまり それだけじゃないんです。初めて来た時から私を惹きつけてやまない要素は、「アドベンチャー」なんです。
――更に上位の魅力があったとは! お庭に癒やされに来る方は多いですが、「アドベンチャー」は初めて聞いたかも。具体的にどんなところが?
てまり 万象園の特徴の1つが、コンパクトさだと思うんですね。それって結構強みだと思っていまして。少し歩けば、すぐに見どころに出会えるんです。受付から母屋へ行くだけでも、まず園に入ってすぐ、トンネルのように頭上を覆うクロマツに圧倒され、それを抜けると朱塗りの邀月橋が現れます。次が水蓮橋!あの飛び石は子どもも大好物のスポットです。そして、弁財天などがある、いかにも和風な島々に架かる、これまたいかにも和風な小さい橋たち。まさにあそこがアドベンチャーなんです!
――確かに言われてみると、晴嵐の島あたりのちょっとケモノ道チックなルートはアドベンチャー感がありますね。
てまり ですよね!あの真横に伸びる松の幹をくぐり抜ける所とか、抜けたら出てくる観月橋とか、もう「和風~♪おしゃん~♪」ってテンション上がっちゃうんです!そしてゴールの母屋でお抹茶をいただく。ルートを外れても鳥居回廊や石投げ地蔵などがすぐ近くに点在していて、ちゃんとお客様を飽きさせないように設計されているんだなと。ですから、第一印象のパンチは凄いと思います。
――てまりさんのお話を聞いているだけでもワクワクします(笑)ガイドをやってもらいたいくらいです。
てまり 実は社員旅行で万象園に来たんですけど、「てまりちゃん、万象園に詳しいからガイドしてよ」と急に振られまして、社員の皆さんをガイドしたんです。でも、ガイドするならちゃんと原稿作って、リハーサルもして、しっかり準備をしてやりたかった……。万象園の魅力を伝えきれなかったという思いがあって、ちょっと悔しいんです。そして、それもInstagramのネタにしました(笑)

――転んでもただでは起きないぞ、という精神が素晴らしい(笑)でも、そこが万象園に足りていないマインドなのかも知れませんね。
てまり まさにそうなんです。色々と面白いことを企画されていますが、恐る恐るされているようで、皆さんの自信のなさが滲み出ちゃっているように感じます。企画は自体は面白いので、自信を持ってやってほしい。そして、ブラッシュアップしながら継続してほしいのです。もう少し発信方法にも工夫を凝らしていただけたら、だいぶ違うと思いますよ。
――発信担当としては耳が痛い話ではありますが、例えばどんなところでしょう?
てまり 例えば、先日行われた鳥居回廊と大傘松のライトアップですが、場所によって照明の色を変えたり、大傘松を幹の下から照らしたりといった工夫が素敵すぎて、感動しちゃいました。


―――そう言っていただけると嬉しいです。
てまり でもね、事前にあったのは、単に「ライトアップするよ!」という宣伝ばかりで、「母屋でおしるこなどの甘味もいただける」といった情報が全然出てなかった。あれがあるのと無いのとでは、お客様の食いつきもかなり違ったはずです。そういうところが、いつももったいないなあ、と思うんです。
――先月の大木亀丸さんも同じようなことを仰ってましたが、そういうご指摘は本当にありがたいです。広報面で気になること、他にもありますでしょうか?
てまり これが万象園最大の弱点だと思うのが、ズバリ「季節感」です! お庭は季節感がてんこ盛りなのに、それをアピールしきれていないのが残念です。先程も言いましたが、万象園は初見さんへのインパクトは凄いんです。でも、それがリピーターに繋がってないのは、「いつ来ても同じ」と思われているからかと。
――一番のリピーターさんにそこを突かれると刺さりますね。栗林公園さんなら、今行くと夜桜のライトアップがあるな、恋つつじが咲いてるよな、花しょうぶ祭りしてるよな、と、季節ごとの名物イベントがありますしね。
てまり あそこまで予算をつけて大規模にやるのは公営化されてからでもいいと思いますが、そこへの道筋をつける季節感の演出は、ちょっとした工夫でできるはず。例えば、『母屋のお茶席』のお茶菓子を季節ごとに変えるとか、『懐風亭』の季節限定メニューをもっと目立つようにするとか。これならばそんなに労力もかかりませんし、応援情報を発信する側にとっても、やっていただけると助かるんですよ。
――確かに、いつ行っても同じ絵面になると発信しづらいですよね。
てまり そうなんです。懐風亭さんの料理は本当にセンスが光るものばかりで、ニッカリコラボの時のメニューや石村嘉成展のコラボカレーなど、「えっ!そう来るか!」という仕掛けがいっぱいで、いつも楽しませていただいてます。でも、メニュー表を見ると、肝心の季節限定メニューが通常メニューと同じ扱いで書かれて埋没していて、折角の限定メニューなのにかわいそう、と思っちゃう。だから、季節ごとにもっとドーンと限定感を出してほしいんです! それが浸透していくと、「そろそろ次の新作が出るかな?」という期待感を持ってくれるファンが必ず定着しますので。味は私が保証しますから、ぜひ広報を頑張ってください!
――1年中万象園を見ているてまりさんならではの貴重なアドバイスをありがとうございます!そんな懐風亭ですが、てまりさんの園内で一番好きなビュースポットは「懐風亭から窓越しに見る万象園」なのだとか?
てまり そうなんです! 懐風亭からの景色は、窓枠を額縁に見立てた絵画なんですよ!八景池に架かる邀月橋と、取り囲むように彩りを添える松林をうっとり眺めつつ、美味しいご飯をいただくのが極上の贅沢です。賛助会員なら割引もありますし(笑)
――舌鼓を打った後、アドベンチャーに出かけるわけですね!最後に、SNSでの発信が5年目を迎えたてまりさんの、「万象園でこれをしたい!」という目標をお聞かせください。
てまり もちろん、万象園の公営化と賛助会員300人達成が大きな目標であることは変わりないのですが、個人的なことですと……。当初思っていた「園内でコスプレ」という夢は叶っちゃったので、次は「雪の万象園を見る」が目標ですね。チャンスはあったんですけど、こればかりは気候が相手なので(笑) 園内で雪雲を呼ぶ私の様子もInstagramにイラストで載せていますので、是非フォローしてご覧ください!
てまりさんのInstagramアカウント

